ジッソウジ・アキオ。映画監督、演出家。
11月29日、「ウルトラマン」シリーズの演出、映画「帝都物語」の監督で知られる映画監督の実相寺昭雄さんが胃がんのため死去。69歳。
1937年、東京生まれ。中国青島で育ち、帰国後暁星学園から早稲田大学第二文学部仏文科へ進学。59年、ラジオ東京(現・TBS)演出部に入社、スタジオドラマ「おかさん」や音楽番組「7時にあいまショー」などを担当した。その後、映画部に転属し、社外出向監督として円谷プロで「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などの演出を手がけ人気を得た。70年、フリーに。映画「帝都物語」の監督や「カルメン」などのオペラ演出など幅広く活躍。東京藝術大学演奏芸術センター教授なども務めた。2005年、京極夏彦原作の「姑獲鳥(うぶめ)の夏」を監督、06年12月に公開される「シルバー假面」が遺作となった。