ミヤサコ・チヅル。本名、谷川千鶴。画家、評論家。
2008年6月19日、団塊世代の女性のオピニオンリーダーとして幅広く活動した宮迫千鶴さんが、リンパ腫のため死去。60歳。
1947年、広島県生まれ。広島県立女子大学文学部を卒業後、70年に上京。コピーライターや雑誌編集者として働きながら、絵画や写真を学ぶ。ブックデザインなどを手がける一方で、70年代の終わりからは、女性、家族、美術など幅広いテーマで評論活動を行い、フェミニズムの旗手として注目を浴びた。88年に静岡県伊東市に転居してからは、自然や身体を題材にした明るい色彩の作風に転じ、エッセーでも人気を集めた。著書に「イエロー感覚」「〈女性原理〉と写真」「ハイブリッドな子供たち」「ママハハ物語」「サボテン家族論」などがある。