ノグチ・エツオ。温泉ジャーナリスト。
2008年11月23日、「源泉かけ流し」「にごり湯」などの造語を生んだ温泉ジャーナリストの野口悦男さんが、胸部大動脈乖離(かいり)破裂のため死去。60歳。
1947年、埼玉県生まれ。国学院大学法学部を中退後、山岳やスキーなどのアドベンチャーカメラマンとして活躍。そうした活動のなかで温泉の魅力に取りつかれ、2000年には日本全国の3000湯の入湯を達成。「源泉の宿」「温泉百名湯」など、多数の著書がある。温泉ジャーナリストとして、テレビ、雑誌などでも活躍。01年には有志を集め「日本温泉遺産を守る会」を創設して代表を務めるなど、各地の秘湯や、温泉の魅力を紹介し続けた。