ヤマモト・ヒロシ。アーチェリー選手。
2009年6月21日、アーチェリーの国民体育大会埼玉県最終選考会成年男子個人で、アテネ・オリンピック銀メダリストの山本博が70m(36射)で345点をマーク。自身が持っていた、当時の世界記録でもある344点の日本記録を19年ぶりに更新した。また、70mラウンド(リカーブ、72射)でも687点の日本新を出した。
1962年、神奈川県生まれ。中学生のときにアーチェリーを始め、横浜高校ではインターハイ3連覇を成し遂げた。日本体育大学在学中の84年、ロサンゼルス・オリンピックで個人銅メダルを獲得。以後、88年ソウル、92年バルセロナ、96年アトランタとオリンピックに4大会連続出場した。2000年のシドニー・オリンピックは出場を逃したが、04年のアテネで20年ぶりの個人銀メダルを獲得し「中年の星」と話題になった。オリンピック単一競技での5回出場は日本人最多。08年北京の出場は逃したものの、12年のロンドン・オリンピックで金メダルを獲得すれば、ロサンゼルス・オリンピックでメダルを獲得した射撃の蒲池猛夫選手の48歳4カ月を超える日本最高齢メダリストとなる。