ムラカミ・ユキフミ。やり投げ選手。
2009年8月23日、世界陸上選手権ベルリン大会の男子やり投げ決勝で、村上幸史(スズキ所属)が銅メダルを獲得。男子やり投げで表彰台に立つのはオリンピック、世界選手権を通じて日本選手で初。
1979年、愛媛県生名村(現・上島町)生まれ。中学時代は野球部の投手だったが、今治明徳高校に進学してやり投げを始めた。日本選手権では日本大学在学中の2000年から10連覇中で、02年、06年のアジア大会でも2位を獲得。しかしアテネ、北京のオリンピック、05、07年の世界選手権はいずれも予選止まりだった。ところがベルリン大会の予選では日本歴代2位となる83m10を出して通過。22年ぶりに決勝に進出した。決勝では2投目に82m97を投げて3位となり、やり投げでは日本人初となるメダルを獲得した。