ヨコヤマ・カツタカ。登山家。
オカダ・ヤスシ。登山家。
2011年4月15日、フランスの山岳団体と山岳雑誌が主催し“登山界のアカデミー賞”とも呼ばれる、「ピオレドール(黄金のピッケル)賞」を横山勝丘と岡田康が受賞。2010年5月、カナダ最高峰のローガン(5959m)南東壁を初めて攻略したことが評価された。
横山勝丘は1979年、神奈川県生まれ。山好きの父親の影響で8歳から山歩きを始め、信州大学の山岳部では個人山行も含め年100日以上を山で過ごす。大学院修了後はアウトドア用品関係の仕事をしながら、アラスカやアンデス、ヒマラヤの未登の岩壁に挑み、海外からも注目を集めてきた。
岡田康は1973年、兵庫県生まれ。学生時代はアフリカ自転車旅行などを経験、23歳で登山を始めると社会人山岳会に入会し、カナダ、アメリカ、メキシコなどの山々をめぐった。その後は山岳ガイドを務めながら、南北アメリカ、ヨーロッパ、インドなど世界各地に遠征している。日本隊のピオレドール賞受賞は、09年に2隊が受賞して以来、3隊目。