フジワラ・アラタ。マラソン選手。
2012年2月26日、ロンドン・オリンピックの出場選手選考会を兼ねた東京マラソンの男子は、08、10年と2度2位の藤原新が2時間7分48秒で日本勢最上位の2位に入り、オリンピック出場を確実にした。
1981年9月12日、長崎県生まれ。県立諫早高校、拓殖大学を経てJR東日本に入社。2007年のびわ湖毎日で初マラソン。2度目となる08年の東京マラソンで一般参加ながら日本人選手としては3年ぶりに2時間10分を切る2時間8分40秒で2位となり注目を集めた。10年の同大会でも2位となり、同年3月にJR東日本を退社しプロランナーに転向。しかし、スポンサー企業の経営難から11年11月契約解除となり、以後、無収入となりながら、家族を残して単身で都内での練習を続けてきた。レースでは、41キロすぎで前世界記録保持者のゲブレシラシエを抜き、ゴール直前でもうひとりをかわして2位でゴールインし、2位の賞金400万円も獲得。