ヒガシノ・ケイゴ。作家。
2012年8月24日、第7回中央公論文芸賞(中央公論新社主催)の選考会が行われ、東野圭吾の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(角川書店)が選ばれた。
1958年2月4日、大阪府生まれ。大阪府立大学工学部卒業後、日本電装株式会社(現・デンソー)に入社。エンジニアとしての勤務のかたわら小説を書き、85年「放課後」で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。翌年から執筆に専念し、96年の「名探偵の掟」で注目を集め、98年の「秘密」で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。2006年「容疑者Xの献身」で第134回直木賞を受賞し、09年から日本推理作家協会理事長を務めている。受賞作は、廃屋となった雑貨店に逃げ込んだコソドロ3人が、過去からタイムスリップして届く悩み相談の手紙に回答するというファンタジー。