キムラ・タケシ。金融コンサルタント。
10月3日、竹中平蔵金融・経済財政担当相率いる、「金融分野緊急対応策戦略プロジェクトチーム」メンバーに起用される。
1962年、富山県生まれ。85年日本銀行に入行し、金融機関経営、リスク管理、金融制度改革の企画・立案などに携わる。日銀退職後、金融コンサルタント会社を経営し、金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員などを歴任、日本の経済危機を描いた小説などの著者として知られていたが、2001年、過剰債務を抱える大企業「30社リスト」を小泉首相に見せて、銀行の引き当て不足を直言したことで一躍有名になった。銀行に公的資金をジャブジャブと注入し問題企業を一気に整理するというハードランディング路線で知られ、プロジェクトチームメンバーへの就任が決まると株価は下落した。