タカマドノミヤ・ノリヒト。皇族。
11月21日、気さくな人柄で人々に愛された高円宮憲仁さまが、スカッシュの練習中、心室細動を起こし逝去。47歳。
1954年、三笠宮さまの三男として生まれた。皇位継承順位は第7位。78年に学習院大学法学部を卒業後、カナダのクイーンズ大学に留学。81年から国際交流基金の嘱託を務め、皇族のサラリーマン生活が話題になった。84年に久子さまとご結婚、高円宮を創家。日本サッカー協会や日本スカッシュ協会、日本フェンシング協会、全日本軟式野球連盟などの名誉総裁を務め、2002年サッカーのW杯では皇族として戦後初めて韓国を公式訪問した。舞台芸術への造詣も深く、バレリーナ森下洋子さんらとの対談集「カーテンコールのこちら側」などがある。写真好きとしても知られ、雑誌「婦人公論」に写真とエッセーを連載中だった。