ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス。Victoria de Los Angeles。ソプラノ歌手。
1月15日 スペインのソプラノ歌手、ビクトリア・デ・ロス・アンヘレスさんが呼吸不全などにより死去。81歳。
1923年、スペイン・バルセロナ生まれ。幼少期から声楽を学び、45年「フィガロの結婚」でオペラデビュー。47年のジュネーブ国際コンクールで優勝して脚光を浴び、49年にパリ・オペラ座、その後、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスやミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場など世界の名だたる歌劇場やザルツブルク音楽祭、バイロイト音楽祭などで活躍。60年代にはマリア・カラス、レナータ・テバルディと並び「ソプラノの三大女王」と称された。92年バルセロナ・オリンピックの閉会式では、カタロニア民謡「鳥の歌」を歌い、98年の引退まで、50年以上にわたって活動を続けた。