ベン・バーナンキ。Ben Bernanke。米連邦準備制度理事会(FRB)議長。経済学者。
4月21日、アメリカのワシントンで開催された先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に、アメリカの金融政策の最高意思決定機関であるFRBの新議長として、ベン・バーナンキが初めて出席した。
1953年、アメリカ・ジョージア州生まれ。ハーバード大学経済学部卒業後、マサチューセッツ工科大学で経済学の博士号を取得する。83年、スタンフォード大学で講義をもつ。85年、プリンストン大学教授に就任し、95年からは同大学の経済学部長を務める。一方では、フィラデルフィア、ボストン、ニューヨークの各連邦準備銀行などで客員研究員として勤め、2002年にはFRB理事に就任した。05年6月からは大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めたが、06年2月、前議長アラン・グリーンスパンの後継として第14代FRB議長に就任した。主な研究分野はマクロ経済学、マクロ経済史、ファイナンス。インフレ目標政策論者として知られる。