セゴレーヌ・ロワイヤル。Segolene Royal。政治家。
11月16日、フランス社会党の大統領公認候補党員投票が行われ、セゴレーヌ・ロワイヤル元環境相が、社会党の大統領候補に選出された。
1953年、フランス統治下のセネガル・ダカール生まれ。職業軍人の父に厳しいしつけを受けたが、のちに父は出奔。奨学金を受けて、エリート養成機関のフランス国立行政学院(ENA)に学んだ。行政裁判所判事、大統領府アドバイザー、下院議員などを経て、92年にミッテラン政権の環境相として初入閣。以後も家庭・児童担当相などを歴任。直截な発言でも知られるが、労働者と女性からは高い支持を得ている。同候補が2007年4月に行われる大統領選で右派・国民連合の最有力候補のサルコジ内相に勝利すると、フランス史上初の女性大統領が誕生することになる。事実婚をしている「夫」であるフランソワ・オランド社会党第一書記との間に4人の子供がいる。