ハシモト・トオル。大阪府知事。
2008年1月27日、任期満了に伴う大阪府知事選挙で、無所属新人の弁護士でタレント、橋下徹氏が、元大阪大大学院教授の熊谷貞俊氏、弁護士の梅田章二氏ら4人を大差で破り、初当選を果たした。
1969年、東京都生まれ。小学5年の時に亡くなった父の故郷、大阪に転居。府立北野高校時代はラグビーで全国大会に出場。高校日本代表候補にもなった。早稲田大学在学中に事業に手を出し、不渡り手形をつかまされたことをきっかけに弁護士を志すようになった。94年、司法試験に合格、98年に橋下綜合法律事務所を開設。弁護士活動の傍らテレビに出演、革ジャンパー姿で茶髪の型破りな弁護士として注目を集めるようになった。大胆なコメントで知られるが、「ウソつきは政治家と弁護士の始まり」「日本は核武装するしかない」など物議をかもす発言も多く、山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審では、テレビで「(被告の)弁護団に対し懲戒請求をかけてもらいたい」と視聴者に呼びかけた。大阪府知事選にはレギュラー番組9本、約3億円といわれる年収をなげうち出馬。全国最年少知事となった。著書に「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術」「どうして君は友だちがいないのか (14歳の世渡り術)」 などがある。