ランディ・パウシュ。Randy Pausch。コンピューター科学者。
2008年7月25日、ベストセラーとなった「最後の授業」の著者で、カーネギー・メロン大学教授のランディ・パウシュさんが、すい臓がんによる合併症のため死去。47歳。
1960年、アメリカのメリーランド州生まれ。バーチャルリアリティー(仮想現実)の研究者で、3Dアニメを作成しながらプログラミング言語を学ぶことができるソフトウエア、Aliceの開発でも知られる。2006年8月にすい臓がんと診断され、余命数カ月との宣告を受けた直後の07年9月に、「子どものころの夢をかなえる」と題する最後の講義を行った。ユーモアを交えながら熱く人生観を語った講義の模様は、インターネットの動画投稿サイト「YouTube」で公開され、300万回以上の視聴を記録。「The Last Lecture」のタイトルで刊行された書籍は30カ国語に翻訳され、日本語版は、ランダムハウス講談社から「最後の授業 ぼくの命があるうちに」として08年6月に刊行された。