ワタナベ・アキラ。将棋棋士。
2008年12月17日、将棋の渡辺明竜王に、羽生善治棋聖(名人、王座、王将)が挑戦していた第21期竜王戦七番勝負で、渡辺竜王が5連覇を達成。史上初の永世竜王の資格保持者となった。
1984年、東京都生まれ。所司和晴七段門下。2000年4月に四段に昇進、史上4人目の中学生棋士となる。タイトル初挑戦となった03年の第51期王座戦では羽生王座(当時)に敗れはしたものの、羽生の好敵手として大いに名をあげた。04年20歳で、森内俊之(十八世名人)より将棋界のビッグタイトル竜王を奪取。05年11月には、史上最年少の21歳で九段に昇進するなど、新世代の旗手として注目されてきた。第21期竜王戦七番勝負は、両者の「永世竜王」がかかり、羽生が勝てば「永世七冠」となる注目の対局で、渡辺竜王が3連敗のあと4連勝する逆転劇を演じた。