ハラ・タツノリ。元プロ野球選手。プロ野球監督。
2009年3月23日、16カ国が参加し、野球の世界一を決めるWBCで原辰徳監督率いる日本代表チームが優勝。決勝戦で宿敵韓国を下し、前回の“王ジャパン”に続き2連覇を果たした。最優秀選手(MVP)には前大会に続いて松坂大輔投手が選ばれた。
1958年、福岡県生まれ。父の貢が指揮を執っていた神奈川県の東海大学付属相模高校で甲子園に4度出場。東海大学を経て、80年にドラフト1位指名で巨人に入団。81年に22本塁打で新人王、83年には103打点で打点王とMVP。95年、15年間の現役生活を終え引退。生涯成績は、打率2割7分9厘、本塁打382本、1093打点。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞2度。その後、同チーム野手総合コーチ、ヘッドコーチを経て、2001年シーズン終了後に第14代監督に就任。02年、日本シリーズ4連勝で巨人を日本一に導いた。03年に退任したが、06年監督に復帰。07年、08年とリーグ優勝。08年11月12日、日本代表監督に就任。日本代表監督選考から始まり、中日勢の選手選考“ボイコット”など様々なゴタゴタを乗り越え、侍ジャパンと名づけられた日本代表チームを世界一に導いた。