ハルマフジ・コウヘイ。本名、Davaanyam Byambadorj。力士。
2009年5月24日、大相撲夏場所千秋楽で大関日馬富士が、14勝1敗で並んだ横綱白鵬との優勝決定戦を下手投げで制し、悲願の初優勝。モンゴル勢としては3人目の優勝となる。
1984年、モンゴルのウランバートル生まれ。元横綱旭富士の安治川親方(現、伊勢ケ浜)にモンゴルでスカウトされ来日。2001年一月場所(初場所)に安馬のしこ名で初土俵。04年の三月場所(春場所)で新十両となり十一月場所(九州場所)で新入幕。05年春場所で初の技能賞を獲得。06年五月場所(夏場所)で新小結となり、九月場所(秋場所)では初の敢闘賞を獲得。同年の全日本力士選手権で平幕力士でありながら優勝を果たす。08年九州場所で横綱白鵬と優勝を争い、13勝2敗となり、5度目の技能賞を獲得。同場所後、モンゴル人力士としては3人目となる大関昇進が決まり、しこ名を日馬富士に改めた。 今場所は白鵬の2連勝を阻んでの優勝で、綱取りへの期待が高まっているが、11日目の稀勢の里戦での立ち合いの変化には、相撲ファンや横綱審議会から苦言が呈されている。