ユキサダ・イサオ。映画監督。
2010年2月19日、第60回ベルリン国際映画祭で、特色ある映画を集めた「パノラマ部門」に出品された行定勲監督の「パレード」が国際批評家連盟賞を受賞。
1968年8月3日、熊本県生まれ。テレビドラマの助監督を経て、97年「OPEN HOUSE」で長編映画初監督。2000年の「ひまわり」で釜山国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。初のメジャー作品となった01年の「GO」では、第25回日本アカデミー賞最優秀監督賞を受け、一躍脚光を浴びた。以後「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」「春の雪」などの話題作を手がけた。受賞作となった「パレード」は山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説が原作で、マンションで共同生活を送る若者たちを描いた群像劇。日本映画の国際批評家連盟賞受賞は、09年の「愛のむきだし」(園子温監督)に続いて2年連続となる。