バルト・カイト。本名、Kaido Hoovelson。大相撲力士。
2010年3月31日、日本相撲協会の番付編成会議と理事会で、エストニア出身の把瑠都凱斗(尾上部屋)の大関昇進が満場一致で決まった。初土俵から36場所での大関昇進は史上9位の速さとなる。
1984年11月5日、エストニア共和国のラクヴェレ生まれ。12歳の時、アマチュア国際相撲連盟の普及活動を通じて相撲に出合った。高校時代には柔道を始め、2003年、国内の100kg超級ジュニア王者に。04年4月大相撲の三保ケ関部屋に入門し、同年5月場所で初土俵。05年9月場所で史上3位タイ(当時)の8場所で十両に昇進。06年3月場所では43年ぶりとなる十両全勝優勝を達成し、3月場所で史上2位タイのスピード記録で新入幕。同年8月、尾上親方の独立により、尾上部屋所属となった。その後、ひざのけがに苦しんだが、08年9月場所で新小結、11月場所で新関脇に昇進。10年1月場所では横綱白鵬の連勝を30で止め、初の殊勲賞を獲得。3月場所は千秋楽まで優勝争いにからむ14勝1敗の成績を挙げ、初の技能賞と5度目の敢闘賞を獲得していた。