フジタ・キョウヘイ。ガラス工芸家。
9月18日、日本のガラス工芸の第一人者で文化勲章受章者の藤田喬平さんが、肺炎のため死去。83歳。
1921年 東京生まれ。44年東京美術学校工芸科彫金部卒業。岩田工芸硝子に入社。49年28歳でガラス作家として独立。64年流動ガラスとと名付けた代表作「虹彩」を発表。73年飾筥(かざりばこ)と呼ばれる作品群の代表作「菖蒲」を発表。琳派の作品から着想を得た、色ガラスに金箔・プラチナ箔をあしらった飾り箱の数々は「フジタのドリームボックス」の名で海外で高く評価された。96年宮城県松島町に藤田喬平ガラス美術館が開館。2002年にはガラス工芸作家としては初の文化勲章を受章した。