ピエルルイジ・コリーナ。Pierluigi Collina。FIFA国際審判員。
8月29日、世界最優秀審判に6年連続で選出されたイタリアのサッカー審判、ピエルルイジ・コリーナがセリエAの審判を辞任。
1960年、イタリア・ボローニャ生まれ。ボローニャ大学経済学部卒業。初めはサッカー選手を目指したが、けがで断念。77年、審判になることを決意。88年、イタリアのプロサッカー下部リーグセリエC1、セリエC2で審判員を務め、91年からはセリエBやトップリーグのセリエAで審判を務める。95年に国際サッカー連盟(FIFA)の国際審判員に。96年、オリンピックサッカー決勝、99年のヨーロッパ選手権決勝、2002年のワールドカップ決勝など、数々の大舞台で試合を裁いた。また、1998年から6年連続で世界最優秀審判にも選ばれている。トレードマークのスキンヘッドでこわもてに見えるが、選手や監督からの信頼は厚い。2005年2月、イタリアサッカー協会の定める定年45歳に達したが、実績を評価され定年が1年間延長。しかし、スポンサー契約をめぐり、イタリアサッカー協会と衝突。自ら28年間の審判生活に終止符を打って引退した。