1月23日、大リーグのシアトル・マリナーズを自由契約となった長谷川滋利投手が、現役引退を表明した。
1968年、兵庫県生まれ。中学3年生の時に、軟式野球で全国優勝。私立東洋大学附属姫路高校では、春夏合わせて甲子園に3回出場。立命館大学では、関西学生リーグで史上2位の通算40勝を記録した。90年のドラフト1位でオリックスに入団し、12勝9敗1セーブで91年新人王。95年リーグ優勝、96年に日本一を経験。翌年、日本人初となる金銭トレードでアナハイム・エンゼルスと契約、日本人4人目の大リーガーとなった。主に中継ぎ投手(セットアッパー)として活躍し、2001年にイチローと大リーグ史上初となる日本人対決を実現。02年にシアトル・マリナーズに移籍してからは、イチロー、佐々木主浩と共にチームをリードした。翌03年は故障した佐々木に代わって抑え投手として活躍。28回3分の2イニングを連続無失点に抑える球団記録を樹立し、オールスターゲームにも初出場。しかし、翌年からは成績が振るわず、05年11月に自由契約となった。日米合わせた通算成績は659試合102勝88敗37セーブ。大リーグ通算成績は517試合45勝43敗33セーブ、防御率は3.70。「メジャーリーグで覚えた僕の英語勉強法」(幻冬舎)などの著書もある。