ホリエ・タダオ。評論家、早稲田大学名誉教授。
3月29日、ベルリン五輪サッカー日本代表を務めた早大名誉教授の堀江忠男さんが、肺炎のため死去、89歳。
1913年、三重県生まれ。浜松一中でサッカーをはじめ、早稲田高等学院、早稲田大学でもサッカー選手として活躍。大学在学中の36年、ベルリン五輪にサッカー日本代表のフルバックとして出場。優勝候補のスウェーデンを破り、「ベルリンの奇跡」といわれた。大学卒業後は朝日新聞の記者を15年務め、51年、早稲田大学講師となり「経済学」の教鞭をとる。のち教授を経て、87年から93年まで大月短期大学長。早稲田大学ではサッカー部監督を3回務め、釜本邦茂、岡田武史ら日本代表選手やサッカー界の重責を担う人材を育てた。著書に「世界経済の歴史・理論・展望」、「わが青春のサッカー」などがある。