フレディー・アドゥー。Freddy Adu。プロサッカー選手(FW)。
11月18日、14歳の天才サッカー少年、フレディー・アドゥーがアメリカのMLS(Major League Soccer)のDCユナイテッド(本拠地ワシントンDC)と6年契約を結び、入団。
1989年、ガーナ生まれ。97年母親がグリーンカードを獲得して家族でアメリカに移住。息子に高い教育を受けさせようとの移住だったが、2000年にはイタリア・セリエAのインテル・ミラノが10万ドルで獲得のオファーを出すなど、早くからサッカーの才能が開花。03年の2月にはアメリカの市民権を獲得し、13歳でU-17代表チーム入り。3月の北中米カリブ海地区予選で早速得点をあげる活躍を見せた。6月に14歳になったばかりのアドゥーは8月にフィンランドで開かれた本選の初戦でハットトリックを記録するなど、8強入りへ中心的役割を果たした。また、これをさかのぼる5月にはNIKE(ナイキ)と100万ドルのスポンサー契約を結び話題になった。14歳でのプロ入りは1887年に野球の大リーグでフレッド・チャップマンがデビューした例があるが、20世紀以降のアメリカ・スポーツ界では最年少といわれ、2006年W杯ドイツ大会での活躍が早くも期待されている。