ヒラノ・スケヤス。三宅村新村長。
2月15日、噴火災害で2000年9月から全島避難が続いている東京都三宅村(三宅島)の村長・村議選が投開票され、元・村復興調整担当課長の平野祐康が初当選。55歳。
1971年大東文化大学を卒業後、「海もあり山もある故郷のために働きたい」と三宅村役場に就職。2000年9月の雄山(おやま)噴火で長谷川鴻前村長が全島避難を決めた後は、復興準備の担当者として、村民の一時帰島や、都や国との打ち合わせを行ってきた。03年12月、長谷川村長が健康上の問題で任期途中の辞任を表明。任期満了に伴う村議選とのダブル選挙となった村長選では3人が立候補。島民約3300人が1都13県に分散して避難生活を送る異例の選挙で「一斉帰島」を主張し、「段階帰島」を主張する他の候補達を破り初当選。公約の「年内帰島」を目指すこととなる。