ハシモト・シンヤ。プロレスラー。
7月11日、「破壊王」の名で絶大な人気を博したプロレスラー、橋本真也さんが脳幹出血のため死去。40歳。
1965年、岐阜県生まれ。中京商業高校(現・中京高校)在学中に柔道で活躍し、84年に新日本プロレスに入門。同年9月に後藤達俊戦でデビュー。88年には、同期入門の武藤敬司、蝶野正洋らと共に“闘魂三銃士”として新たなプロレスファンを獲得した。海外での武者修行を経た89年に、マサ斉藤とのコンビで新日本プロレスのタッグマッチタイトルである第11代IWGP(International Wrestling Grand Prix)タッグ王座を獲得。93年には初のシングルタイトルである第14代IWGPヘビー級王者を獲得した。同年にタイトルを失うものの、翌年に再び王者に返り咲き、V9の新日本最多防衛記録(当時)を打ちたてる。人気、実力を共に兼ね備えたレスラーの一人として君臨し、98年には夏の祭典G-1クライマックスを初制覇。97年に始まる元柔道世界王者の小川直也との戦いは名勝負を生んだ。2000年に引退を賭けて戦った小川戦に敗れ、引退を表明するものの、ファンの熱烈な嘆願により引退を撤回。01年に新日本プロレスを退団し、新団体「ZERO-ONE」を旗揚げ。その後、ライバルであった小川とのコンビでプロレス界を盛り上げたが、04年に経営難でZERO-ONEが活動を停止。さらに同年、右肩を手術し、しばらく一線を離れていた。