ミヤザキ・ハヤオ。アニメーション映画監督。
3月23日、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメーション部門で第75回アカデミー賞を受賞。
1941年、東京都生まれ。学習院大学経済学部卒。漫画家を志し、「赤旗」に「砂漠の民」という連載漫画を描いたこともある。64年、東映動画に入社し、カルト的人気を持つ「太陽の王子・ホルスの大冒険」「パンダコパンダ」などの製作に携わった後、「アルプスの少女ハイジ」などのテレビアニメ・シリーズを手がける。79年、「ルパン三世 カリオストロの城」で劇場長編アニメを初監督。「風の谷のナウシカ」の制作後、85年、スタジオジブリを設立。88年の「となりのトトロ」で一般にもその名が知られるようになる。その後も「紅の豚」や「もののけ姫」など大ヒットを連発した。2001年公開の「千と千尋の神隠し」は、興行収入304億円をあげ日本記録を樹立。02年、ベルリン国際映画祭での最優秀作品賞(金熊賞)受賞をはじめ、アニー賞4部門などを獲得していた。