ヤマムラ・コウジ。アニメーション作家。
6月7日、フランスの第27回アヌシー国際アニメーションフェスティバルで山村浩二監督の短編アニメ映画「頭山(あたまやま)」が短編部門で日本人初のグランプリを受賞。
1964年、名古屋市生まれ。第50回アカデミー賞表彰式のテレビ中継で、コ・ホードマン監督の「砂の城」を見てアニメーション作家を志す。子供向けの短編作品を中心に、クレイ(粘土)、写真、色鉛筆、マーカー、インクなどを用いた多彩な技法でアニメーションを制作。2002年制作の「頭山」が第75回アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、一躍話題の人になった。「頭山」はドイツの第15回ドレスデン国際アニメーション&短編映画祭での国際アニメーション部門グランプリなど数々の国際的な賞を受賞。他に「カロとピヨブプト」「パクシ」「バベルの本」などのアニメーション作品があり、挿し絵、イラスト、キャラクターデザインでも活躍している。