ミナガワ・ケンタロウ。アルペンスキー選手。
2月25日、トリノ冬季オリンピックでアルペンスキー男子回転が行われ、皆川賢太郎選手が4位に入賞。日本人として半世紀ぶりの入賞を果たした。
1977年、新潟県生まれ。苗場スキー場近くで育ち、幼い頃からスキーに親しんだ。北海道の私立北照高校2年の時に日本代表に選抜される。日本体育大学在学中の98年、長野冬季オリンピックに出場するが途中棄権。2002年のソルトレークシティー冬季オリンピックでは旗門不通過で失格、直後に左ひざ靭帯(じんたい)の断裂というケガを負った。リハビリの末に復帰するも、2年間低迷を続ける。04年秋よりチームアルビレックス新潟に所属。復活を見せたのは05年シーズン。2月のワールドカップ回転競技で7位になると、翌06年1月のワールドカップ回転で自己最高の4位に入賞。強い下半身を武器に好調を維持し、トリノでは3位との差わずか0秒03の1分44秒18で4位に入賞した。日本人の入賞は半世紀ぶりの快挙。また、北照高校の後輩でもある湯浅直樹も1分44秒57で7位に入賞した。