マリア・シャラポワ。Maria Sharapova。プロテニス選手。
7月3日、ウィンブルドン選手権の女子シングルス決勝で、マリア・シャラポワがセリーナ・ウィリアムズを破り、ロシア初のウィンブルドン女王となった。
1987年、旧ソ連・シベリア生まれ。2歳のとき、86年に起こったチェルノブイリ原発事故後の影響からソチへ移住。4歳でテニスを始め、6歳のときマルチナ・ナブラチロワにアメリカ行きをすすめられ、7歳で父親とともに渡米。ビザと資金の問題から母親とは2年間離れ離れとなった。9歳で名門ニック・ボロテリー・テニスアカデミー入りし、2001年プロに転向。03年ジャパンオープンでツアー初優勝。主催者推薦で出場した同年のウィンブルドンでベスト16となり注目を集めた。04年のウィンブルドン選手権では決勝で、3連覇を狙った第1シードのセリーナ・ウィリアムズをストレートで下し、ロシア女子選手として初の栄冠を手にした。また17歳2カ月での優勝は、1968年のオープン化以降では、マルチナ・ヒンギスの16歳9カ月(97年)に次ぐ史上2番目の若さともなった。