ボブ・ヘイズ。Robert Lee Hayes。東京五輪の陸上男子100メートル金メダリスト。
9月18日、陸上競技とアメリカンフットボールで活躍したボブ・ヘイズさんが、前立腺がんなどのため死去。59歳。
1942年、アメリカ・フロリダ州生まれ。東京五輪では世界新記録の10秒05で優勝。アンカーを務めた男子400mリレーでも優勝し、2冠を達成。「褐色の弾丸」と呼ばれた。65年NFL入りし、ダラス・カウボーイズのWRとして11シーズンプレーし、71タッチダウンを記録。72年のスーパーボウルの優勝メンバーにもなり、五輪金メダル獲得とスーパーボウル制覇を成し遂げた。しかし引退後、79年薬物密売で服役。また、アルコール中毒にも悩んだが、3度のリハビリを経て社会復帰。以後、麻薬や酒の害などを学校や職場で訴えるボランティア活動に身を投じた。