ノ・ムヒョン。Roh Moo-Hyun。政治家。
12月19日、韓国大統領選で、新千年民主党の盧武鉉候補が、ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)候補を接戦の末、小差で破り当選。
1946年、韓国・慶尚南道生まれ。貧しい果樹農家の3男2女の末っ子として育ち、学費を払えず中学校を1年間休学、奨学金や夜間警備のアルバイトで釜山商高を卒業。20歳から7年かけて独学で弁護士資格を得て、人権派弁護士として活躍したあと政界入りした庶民派政治家。世代交代と特権政治打破を掲げる改革派で、若年層を中心に支持を受け、ハンナラ党の李会昌候補を小差で破り当選した。今回の大統領選では、有権者の半数を占める20歳代、30歳代へのアピールを狙った、「ネット選挙」の優劣が勝敗を分ける大きな要素となったが、政治家初のオンラインファンクラブ「ノサモ(盧武鉉を愛する人の会)」が支持する盧候補に軍配が上がった。