タカハシ・ダイト。ノルディックスキー選手。
3月5日、フィンランド・ラハティで行われたノルディックスキーのW杯複合個人第18戦スプリントで、高橋大斗がW杯参戦6季目で初優勝。
1980年、秋田県生まれ。中学2年生でアルペンスキー選手から複合に転向。鷹巣農林高校3年生の時に、日本で初めて高校生でのW杯参戦を果たす。2002年1月リベレツ大会(チェコ)で3位となり、日本人としては00年のサンモリッツ大会(スイス)で、荻原健司が2位となって以来2年ぶりの表彰台に上がり、日本のエースとして期待を集めてきた。第18戦では得意のジャンプで、最長不倒の122.5mを飛び前半首位につけ、後半の距離でいったんトップを明け渡したものの、ゴール直前のラストスパートで抜き返し、W杯参戦6季目で初優勝。日本選手のW杯優勝は、1996年の荻原健司以来8季ぶり。翌日の最終戦でも優勝を飾り、W杯総合でも2季前と同じ自己最高の5位となった。弱点であった上半身も地道な強化が実った高橋には、06年トリノ五輪(イタリア)でのメダル獲得の期待が高まっている。