アライ・リョウジ。絵本作家。
3月16日、第3回アストリッド・リンドグレン記念文学賞を、「なぞなぞのたび」などで知られる絵本作家、荒井良二が日本人として初受賞。
1956年、山形県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、イラストレーターとして広告や舞台美術等の分野で活躍。86年、雑誌「イラストレーション」が主催する誌上コンペ第4回ザ・チョイス年度賞を受賞。90年に初の絵本「MELODY」を発表。97年には「うそつきのつき」(共著)で第46回小学館児童出版文化賞を受賞し、99年には「なぞなぞのたび」(同)でボローニャ国際児童図書展特別賞(同)を受賞するなど、国内外で評価を得た。その他の作品に「バスにのって」、「そのつもり」などがある。アストリッド・リンドグレン記念文学賞は、「長くつ下のピッピ」などで知られ、2002年に死去した児童文学者リンドグレンを記念してスウェーデン政府が創設した賞で、今回は「ライラの冒険シリーズ」で知られるイギリスのフィリップ・プルマンとの共同受賞となった。