アカツカ・フジオ。本名、赤塚藤雄。漫画家。
2008年8月2日、「おそ松くん」「天才バカボン」「もーれつア太郎」など、戦後を代表するギャグ漫画の作者である赤塚不二夫さんが、肺炎のため死去。72歳。
1935年、旧満州(現在の中国東北部)生まれ。引き揚げ後、奈良、新潟ですごし、中学卒業後は看板屋に就職したが、54年、漫画家を目指して上京。働きながら漫画を描き続け、石ノ森章太郎の同人誌「墨汁一滴」に参加した。56年、少女漫画「嵐をこえて」でデビュー。同年、若い漫画家たちが集まる豊島区のアパート、トキワ荘に移った。58年「ナマちゃん」で初の月刊誌連載。62年「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」の連載を開始。その後も、「天才バカボン」「もーれつア太郎」とヒット作を連発した。これらの代表作は繰り返しテレビアニメとなり、イヤミ、バカボンのパパ、ニャロメなどのキャラクターは、多くの人に愛されてきた。2002年4月、赤塚さんは脳内出血を起こし、闘病生活を続けていた。