ナガタ・ナナエ。旧姓、佐々木。元マラソン選手。
2009年6月27日、日本の女子マラソン界のパイオニアで、1984年ロサンゼルス・オリンピック女子マラソン代表、永田七恵さんが直腸がんのため死去。53歳。
1956年、岩手県生まれ。日本体育大学を卒業後、郷里で高等学校教員を務めるかたわら、マラソンに取り組んだ。ロサンゼルス・オリンピックで女子マラソンが正式種目となったのを機に、ヱスビー食品入社。83年の東京国際女子マラソンで大会初の日本人女王となり、オリンピック代表の座を手にした。84年ロサンゼルス・オリンピックでは19位だったが、外国人選手に食い下がる走りは「おしん走法」といわれ強いインパクトを残した。85年の名古屋国際女子マラソンでの優勝を最後に引退。91年ヱスビー食品女子陸上部コーチとして、陸上界に復帰。96年からは同陸上部顧問。99年から2003年まで相模原市教育委員を務めていた。