カドノ・エイコ。児童文学作家。
2009年10月7日、児童文学作家の角野栄子さんが1985年から24年間書き続け、アニメーション映画化もされた人気作品「魔女の宅急便」シリーズの最終巻「魔女の宅急便 それぞれの旅立ち」が発売。
1935年、東京生まれ。早稲田大学教育学部英文学科卒業後、出版社に勤務。退社、結婚後、60年移民としてブラジルへ渡り、2年間滞在。その体験をもとに、70年ノンフィクション「ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて」を出版。その後、本格的に児童文学作品に取り組み、81年「ズボン船長さんの話」で第4回旺文社児童文学賞。85年、中学生だった長女の絵に着想を得た「魔女の宅急便」で第23回野間児童文芸賞、第34回小学館文学賞などを受賞。89年には同作を原作としたアニメ映画も公開された。他の作品に「大どろぼうブラブラ氏」「アッチ コッチ ソッチのちいさなおばけ」シリーズなど多数。「魔女の宅急便」の1巻では13歳の主人公キキが魔女として独り立ちする姿が描かれたのに対し、最終巻では13歳の双子の母となったキキのもとから娘のニニと息子のトトが旅立つことになる。