アービン・カーシュナー。Irvin Kershner。映画監督。
2010年11月27日、ファンの間でシリーズ最高傑作と評価されるSF映画「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」や「ロボコップ2」などで知られるアメリカの映画監督、アービン・カーシュナーさんが死去。87歳。カーシュナーさんは肺がんで3年半に及ぶ闘病生活を続けていた。
1923年4月29日、アメリカのペンシルベニア州生まれ。テンプル大学で美術とデザインを学び、南カリフォルニア大学(USC)では写真を専攻。卒業後、アメリカ国務省のドキュメンタリー映画のスチールカメラ担当を経て、テレビのドキュメンタリー番組制作に移り、58年に「Stakeout on Dope Street」で映画監督としてデビュー。USCでは長年講師を務め、映画監督、プロデューサーのジョージ・ルーカスも教え子のひとり。ルーカスからオファーされ、80年に「スター・ウォーズ」シリーズ第2作の「帝国の逆襲」を監督。以後「007」シリーズの「ネバーセイ・ネバーアゲイン」(83年)や、「ロボコップ2」(90年)などを監督し、シリーズの人気を盛り上げた。他の作品に映画「特攻サンダーボルト作戦」、テレビシリーズ「シークエスト」などがある。