アサダ・ジロウ。作家。
2011年5月25日、日本ペンクラブは、2期会長を務めた阿刀田高さんの後任となる第16代会長に浅田次郎さんを選出。任期は2年。
1951年12月13日、東京都生まれ。陸上自衛隊を除隊後、マルチ商法などさまざまな職業を経て作家デビュー。95年「地下鉄に乗って」で第16回吉川英治文学新人賞。96年「蒼穹の昴」で直木賞候補となり、97年には「鉄道員(ぽっぽや)」で第117回直木賞を受賞。2000年には「壬生義士伝」 で第13回柴田錬三郎賞、06年の「お腹召しませ」で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞を受賞。07年からは直木賞選考委員も務める。08年には「中原の虹」で第42回吉川英治文学賞、10年には「終わらざる夏」で第64回毎日出版文化賞を受賞している。他の作品に「椿山課長の七日間」「プリズンホテル」など。映画化、ドラマ化された作品も数多い。また11年より刊行された戦争文学全集「戦争×文学」の編集委員。07年からペンクラブの専務理事を務め、阿刀田高・前会長を支えてきた。