トサ・レイコ。陸上選手。
3月14日、アテネ五輪の代表最終選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンで、土佐礼子が2時間23分57秒で初優勝。
1976年、愛媛県生まれ。松山商業高校、松山大学時代は無名のランナーだったが、99年に三井海上に入社後、豊富な練習量で開花。2000年の名古屋国際、東京国際で、いずれも2時間24分台をマークして2位となり、01年の世界陸上代表の座を射止めた。その世界陸上では2時間26分6秒で2位となり、4位となった同僚の渋井陽子とともに団体戦での日本の優勝に貢献した。しかし、その後は足の故障に悩まされ続け、今回のレースは約2年ぶりのマラソンだった。翌15日、日本陸上競技連盟は理事会、評議員会を開き、アテネ五輪の女子マラソン代表3人に、すでに内定していた野口みずきに加え、1月の大阪国際で優勝した坂本直子と、土佐礼子を選んだ。シドニー五輪に続き金メダルを目指していた高橋尚子は、選考レースだった03年11月の東京国際で終盤に失速し、平凡な記録で2位に終わったのが響き落選した。