イハラ・マサミ。元サッカー日本代表主将。サッカー解説者。
8月4日、日本代表の元主将・井原正巳が、サッカーを通じた交流の促進を図る「日韓サッカー親善大使」に任命された。韓国側で任命されたのは、元韓国代表主将でJリーガーでもあった洪明甫(ホン・ミョンボ)。
1967年、滋賀県生まれ。小学3年生からサッカーを始め、大学に入学するまで7度の全国大会を経験。滋賀県立守山高校ではフォワードだったが、86年、筑波大学へ進学後にポジション転向し、ディフェンダーとして才能を開花させた。大学2年生の時に初めて日本代表に選出され、88年の対UAE戦で初出場を果たす。その後10年以上にわたり日本を代表するサッカー選手として活躍し、「アジアの壁」の異名をとった。90年に日産自動車サッカー部(現在の横浜F・マリノス)に入部。日本サッカーリーグ時代から93年のJリーグ発足を経て、横浜F・マリノスのセンターバックとして君臨する。95年にはJリーグ年間王者に輝いた。94年のワールドカップ・アメリカ大会予選では「ドーハの悲劇」を経験。しかし98年のワールドカップ・フランス大会で、主将として夢の舞台に出場した。その後、99年12月にジュビロ磐田、01年1月に浦和レッズへ活躍の場を移し、02年12月に現役を引退。現在はサッカー解説者として活躍している。個人タイトルは、1993~97年に5年連続でJリーグベストイレブン、97年にJリーグ優秀選手に選出。95年にはアジア最優秀選手に選出されている。Jリーグ通算297 試合出場5得点。国際Aマッチ出場数は、日本歴代1位の123試合(5得点)。