サイトウ・ユウキ。早稲田大学野球部所属。投手。
2007年6月4日、東京六大学野球春季リーグの全日程が終了し、3日に2季連続39回目の優勝を決めた早大の斎藤佑樹が、記者投票によるベストナインに選出された。
1988年、群馬県太田市生まれ。小学1年生から野球を始める。早稲田実業高校1年生の夏からベンチ入りし、2年の夏からエースに。2006年、3年の時に、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の早実高初優勝の立役者として、全国的人気に。試合中にハンドタオルで汗をぬぐう姿から「ハンカチ王子」の愛称で呼ばれた。同年9月に大学進学を表明。早稲田大学教育学部に進学した。140kmを超える速球、カーブやフォーク、高速縦スライダーを得意とする。右投げ右打ち。春季リーグで1年生の投手がベストナインに選ばれたのは初めて。斎藤は1年生ながら開幕戦に先発登板して初勝利。優勝を決めた3日の慶応義塾大学戦でも先発して勝利投手となるなど、リーグ最多タイの4勝を挙げる活躍を見せた。6月17日、全日本大学野球選手権でも早大は33年ぶり3度目の優勝を決め、斎藤は1年生として史上初めて最高殊勲選手賞(MVP)に選ばれた。