オカダ・タケシ。サッカー日本代表監督。
2007年12月3日、日本サッカー協会の常務理事会で、急性脳梗塞(こうそく)で入院しているサッカー日本代表のイビチャ・オシム監督の後任に、1998年フランスのワールドカップで代表を指揮した、岡田武史の就任が内定。
1956年、大阪府生まれ。早稲田大学卒業後、古河電気工業(現・ジェフ千葉)でDF(ディフェンダー)として活躍、日本代表にも選出された。引退後、ドイツにコーチ留学し、95年から日本代表のコーチ。97年、ワールドカップフランス大会アジア最終予選途中、加茂周監督の退任に伴い、監督に就任。本大会出場は達成したが、3連敗で決勝トーナメントには進めず、退任した。99年、J2コンサドーレ札幌の監督となり、2000年にJ1昇格を果たす。03年からは横浜Fマリノスで2季連続リーグ優勝を果たしたが、06年8月に辞任。07年3月、日本サッカー協会特任理事となり、日本で開催された電動車椅子サッカーの第1回ワールドカップの日本代表チームのアドバイザーを務めるなど、いわば浪人生活を送っていた。12月7日正式契約を結んだ岡田監督に、日本サッカー協会は2010年ワールドカップ南アフリカ大会まで指揮を任せる意向を示した。