キヨハラ・カズヒロ。プロ野球選手。
2008年10月1日、西武ライオンズと読売ジャイアンツで10回のリーグ優勝、8回の日本一に貢献したオリックス・バファローズの清原和博内野手が引退。タイトルには恵まれなかったが、存在感ある選手として人気だった23年間の現役生活に終止符を打った。
1967年、大阪府生まれ。PL学園高校時代には甲子園に1年時の夏から4番打者として5季連続出場し、優勝2回、準優勝2回。86年、ドラフト1位で西武に入団し、打率.304、31本塁打、78打点で新人王を獲得。96年オフにFA宣言し、晴れてあこがれの巨人に移籍した。2004年には通算2000安打を達成したが、05年に戦力外となりオリックス・バファローズへ移籍。以後、左ひざを3度手術するなど、けがや故障に悩まされ、08年8月、41歳の誕生日に引退を表明。引退試合となった10月1日のソフトバンクホークス戦では「4番・指名打者」で約2年ぶりに先発出場。最後の打席はフルスイングで空振り三振だったが、清原はこのボールに感謝のメッセージを添え、4打席をすべて直球勝負で挑んだソフトバンクの杉内俊哉投手に届けた。プロ23年間の通算成績は、2122安打(歴代23位)、525本塁打(同5位)、1530打点(同6位)。