セバスチャン・ローブ。Sebastien Loeb。ラリードライバー。
2008年11月2日、自動車の世界ラリー選手権(WRC)第14戦、ラリー・ジャパンで、セバスチャン・ローブ(フランス、シトロエンC4)が3位に入り、最終戦を残して史上初となる5年連続5度目のドライバー王座を獲得。
1974年、フランスのバラン県生まれ。体操選手だった父親の影響で3歳のときに体操をはじめたが、ラリーに転向。2002年にWRCで初優勝し、翌03年からWRCフル参戦。04年には年間優勝記録タイの6勝を挙げ初のドライバー王座を獲得。05年は6連勝を含む10勝でタイトルを連覇。06年はマウンテンバイクで転倒し腕を負傷、後半4戦を欠場しながらもタイトルを獲得。カルロス・サインツの通算優勝記録も破り、2度目の参戦となったル・マン24時間レースでも総合2位の成績を残した。07年のタイトル争いは最終戦までもつれ込んだが、トミ・マキネン以来となるタイトル4連覇を達成。08年も開幕戦のラリー・モンテカルロで同ラリー歴代最多の5勝目を挙げるなど好調が続いていた。