イシダ・マサコ。クロスカントリースキー選手。
2010年2月27日、バンクーバー・オリンピックのノルディックスキー距離女子30kmクラシカルで、石田正子が5位に入賞。スキーの距離競技では、男女を通じて日本勢のオリンピック史上最高成績となった。
1980年11月5日、北海道生まれ。小学校時代にスキー競技を始める。旭川大学高校在学中の98年には、全国高等学校総合体育大会、ジュニアオリンピックなど4冠を達成。日本大学を経て、JR北海道スキー部に所属。2006年のトリノ・オリンピックで3種目に出場するが、最高順位は団体の12位だった。しかし、翌07年のワールドカップでの10位や、転倒後の最下位から13位でゴールした同年の世界選手権などで注目が高まり、09年の世界選手権では、夏見円と組んだ団体スプリントで4位に入賞。同年3月にはノルディックスキー距離ワールドカップ女子30kmクラシカルで、中長距離種目では日本選手初となる3位に入った。日本人選手のオリンピックでのスキー距離競技の成績は、これまで男子がソルトレーク大会50kmクラシカルの6位、女子が1994年のリレハンメル大会15kmフリーの11位が最高だった。