ナガサキ・ゲンノスケ。児童文学作家。
2011年4月3日、小学校の国語教科書にも使われた「つりばしわたれ」などの作品で知られる児童文学作家の長崎源之助さんが死去。87歳。
1924年2月19日、神奈川県生まれ。旧制浅野中学中退。44年病気療養中に応召。46年中国から復員し日本童話会に入会。50年佐藤さとる、いぬいとみこらと同人誌「豆の木」を発刊。さまざまな職業を経て68年から児童文学の創作に専念した。56年「トコトンヤレ」で日本児童文学者協会新人賞、68年「ヒョコタンの山羊」で日本児童文学者協会賞、80年「忘れられた島へ」で野間児童文芸賞。他の作品に「あほうの星」「トンネル山の子どもたち」「赤ちゃんが生まれました」「東京からきた女の子」「ひろしまのエノキ」「汽笛」など。自宅を改装した私設図書館「豆の木文庫」や「よこはま文庫の会」などの文庫活動でも知られる。