イトウ・トヨオ。建築家。イヌイ・クミコ。建築家。ヒラタ・アキヒサ。建築家。フジモト・ソウスケ。建築家。ハタケヤマ・ナオヤ。写真家。
2012年8月29日、第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展が開催され、日本館の「ここに、建築は、可能か」展が、国別参加部門で最高賞となる金獅子賞を受賞。
日本館の展示は、伊東豊雄(1941年現・ソウル市生まれ)がコミッショナーを務め、乾久美子(1969年大阪府生まれ)、平田晃久(1971年大阪府生まれ)、藤本壮介(1971年北海道生まれ)の3人の建築家と、写真家の畠山直哉(1958年岩手県生まれ)が参加。「ここに、建築は、可能か」をテーマに、東日本大震災の被災地において建築があるべき姿を問うたもの。会場では、被災者などのための集会所「みんなの家」を岩手県陸前高田市に建てるプロセスなどを紹介。「みんなの家」の10分の1の模型のほか、陸前高田市出身の畠山が撮影した被災地のパノラマ写真が展示された。陸前高田市の「みんなの家」は、仙台市宮城野区、岩手県釜石市平田地区、同市只越町に続く4軒目で、10月末に完成予定。