スーゾ・チェッキ・ダミーコ。Suso Cecchi d'Amico。脚本家。
2010年7月31日、「自転車泥棒」「山猫」「じゃじゃ馬ならし」など第二次世界大戦後のイタリア映画最盛期の名作を手がけた女性脚本家のスーゾ・チェッキ・ダミーコさんが死去。96歳。
1914年7月21日、イタリアのローマ生まれ。父が作家・脚本家、母が画家という家庭に育ち、46年に「Mio figlio professore」で脚本家デビュー。「自転車泥棒」(48年)の脚本家陣にも名を連ね、51年の「ベリッシマ」からルキノ・ビスコンティ監督の脚本を数多く手がけ、フランコ・ゼフィレッリ監督ら巨匠の作品にも携わるなど、戦後のイタリア映画最盛期を支えた。主な作品に「山猫」「ミラノの奇蹟」「いつもの見知らぬ男たち」「家族の肖像」「シシリーの黒い霧」など。ビスコンティ監督との共著に「シナリオ 失われた時を求めて」がある。